この区分について
地中埋設物、古井戸、使っていない浄化槽、既存の擁壁、道路との高低差など、土地や設備の状態についての取り決めと、告知事項の記載です。撤去するのか、現状のまま引き継ぐのか、見つかったときの費用はどうするかを決めます。
- 文中の●は、実際の取引に合わせて書き入れる空欄です。〔 〕は、ツールで入力した期間などが入る箇所です。
- 「特約」は契約書に書く約束事、「重要事項説明書の記載文」は説明書に書く確認事です。同じ内容を両方に重ねて書かないのが基本です。
- 文体は「しっかり(硬め)」を先に、「やさしめ(簡潔)」は折りたたんで載せています。内容は同じです。
J-01地中埋設物:売主が撤去
ツールでの選び方:「地中埋設物(判明しているもの)」=あり → 売主が引渡しまでに撤去する
売主は、本物件土地内に存する●●(地中埋設物)を自己の責任と負担において撤去し、整地のうえ、所有権移転登記の時期までに本物件を買主に引き渡すものとします。
やさしめの文体で読む
売主は、所有権移転登記までに自分の費用で、土地の中にある●●(地中埋設物)を撤去し、整地してから引き渡します。
本物件土地内には、従前の建物の解体に伴うコンクリートガラ等の廃棄物が残存しています。
やさしめの文体で読む
本物件の土地の中には、前の建物を解体したときのコンクリートガラなどの廃棄物が残っています。
実務の留意点:基礎杭などが残る場合は、その旨を個別に記載。
決済前の確認:地中埋設物の撤去・整地(担当:売主/時期:所有権移転登記の時期まで/確認の資料:撤去時の写真・現地確認)
J-02地中埋設物:現状のまま
ツールでの選び方:「地中埋設物(判明しているもの)」=あり → 現状のまま引き渡す(買主容認)
本物件土地内に存する●●(地中埋設物)について撤去等が必要となった場合、その費用は買主の負担とし、買主は売主に対し何らの請求も行わないものとします。
やさしめの文体で読む
土地の中にある●●(地中埋設物)の撤去などが必要になったときは、買主の費用で行い、売主には請求しません。
本物件土地内には、従前の建物の解体に伴うコンクリートガラ等の廃棄物が残存しています。
やさしめの文体で読む
本物件の土地の中には、前の建物を解体したときのコンクリートガラなどの廃棄物が残っています。
J-03古井戸
ツールでの選び方:「使っていない井戸がある」が☑
本物件の●●部分には、現在使用していない井戸があります。撤去する場合には費用が生じます。
やさしめの文体で読む
本物件の●●部分に、今は使っていない井戸があります。撤去するときは費用がかかります。
J-04使っていない浄化槽
ツールでの選び方:「使っていない浄化槽が残っている」が☑
本物件は現在公共下水道に排水していますが、過去に設置された浄化槽が撤去されずに本物件内に残っています。このため、増改築または再建築を行う際には残存する浄化槽の撤去が必要となり、その費用が生じます。
やさしめの文体で読む
本物件は今は公共下水道に流していますが、昔の浄化槽が撤去されずに残っています。増改築や建て替えのときは浄化槽の撤去が必要で、費用がかかります。
J-05既存の擁壁(現況引渡し)
ツールでの選び方:「既存の擁壁がある(現況のまま引渡し)」が☑
本物件●側の擁壁は、別紙重要事項説明書に記載した状態のまま引き渡すものとし、買主は、当該擁壁の状態が売買契約条項第●条の契約不適合に該当しないことを容認したうえで、本物件を買い受けるものとします。
やさしめの文体で読む
●側の擁壁は、重要事項説明書のとおり今の状態のまま引き渡します。買主は、その状態が第●条の契約不適合にあたらないことを了承して購入します。
本物件●側の擁壁には、経年による破損および劣化があります。当該擁壁に関する資料の有無は、構造図:●、検査済証:●のとおりです。なお、買主が建築する建物によっては、建築を依頼する請負業者、建築士または所管行政庁等から、擁壁の補修もしくは再築造、または建物の構造・規模・配置・重量等について提案または指導を受ける場合があります。
やさしめの文体で読む
●側の擁壁は、年数がたっていて傷みや劣化があります。擁壁の資料は、構造図:●、検査済証:●です。建てる建物によっては、建築会社・建築士・役所などから、擁壁の補修や造り直し、建物の構造・大きさ・配置・重さなどについて提案や指導を受けることがあります。
J-06道路との高低差
ツールでの選び方:「道路と敷地に高低差がある」が☑
本物件土地の地盤面は、接面する道路に対して約●m高く(低く)なっています。
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本物件の土地は、前の道路より約●m高く(低く)なっています。
J-07土壌汚染のおそれ
ツールでの選び方:「土壌汚染のおそれ(工場・クリーニング店等の履歴)」が☑
本物件土地は、従前工場(またはクリーニング店等)として使用されていたため、土壌が汚染されている可能性があります。このため、売主の責任と負担により所有権移転登記の時期までに所定の土壌汚染調査を実施するものとし、汚染が判明した場合の本契約の取扱いについては別途定めています。
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本物件の土地は以前工場(またはクリーニング店など)だったため、土が汚染されている可能性があります。そのため、所有権移転登記までに売主の費用で土壌汚染の調査を行います。汚染が見つかった場合の契約の扱いは、別に定めています。
実務の留意点:文例は「売主が調査を実施し、別途規定がある」前提。調査の有無・発見時の取扱いは個別特約が必要(弁護士等に相談)。
J-08告知事項
ツールでの選び方:「告知事項(人の死に関する事案等)がある」が☑
本物件(●●)において、●●年●月頃に●●が発生しています。
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本物件(●●)では、●●年●月ごろに●●がありました。
実務の留意点:国交省「宅地建物取引業者による人の死の告知に関するガイドライン」に沿って記載範囲を判断。
J-09過去の浸水
ツールでの選び方:「過去に浸水したことがある」が☑
本物件の所在地では、●●年の集中豪雨(または台風等)により浸水が発生したことがあります(●●市役所●●課で聴取)。
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本物件のある場所では、●●年の大雨(または台風など)で浸水したことがあります(●●市役所●●課に確認)。
J-10給水管13mm
ツールでの選び方:「給水管の口径が13mm」が☑
本物件の給水管は口径13㎜で引き込まれているため、増改築または再建築を行う際には給水能力が不足し、引込管の取替えが必要となる場合があり、その場合には費用が生じます。
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本物件の水道管は13㎜の細い管で引き込まれています。増改築や建て替えのときは水量が足りず、引込管の交換が必要になる場合があり、費用がかかります。
J-11他人の配管が通過
ツールでの選び方:「他人の配管が本物件内を通っている」が☑
本物件土地の●●部分には、隣接地所有者(所有者名:●●)が使用する給水管(または排水管・ガス管)が通っています(別添配管図参照)。
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本物件の土地の●●部分には、隣地の所有者(●●)が使っている水道管(または排水管・ガス管)が通っています(別添の配管図のとおり)。
J-12配管が他人地を経由
ツールでの選び方:「本物件の配管が他人の土地を通っている」が☑
本物件の給水管(または排水管・ガス管)は、別添配管図のとおり隣接地(地番:●番●、所有者:●●)を経由して埋設されています。現在は無償で使用していますが、将来使用料等が生じる場合があります。また、隣接地所有者から撤去を求められた場合は、前面道路等から新たに管を引き込む必要があり、その費用が生じる場合があります。
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本物件の水道管(または排水管・ガス管)は、別添の配管図のとおり隣地(地番:●番●、所有者:●●)を通っています。今は無料ですが、将来使用料がかかる場合があります。隣地の所有者から撤去を求められたときは、前の道路から新しく管を引き込む必要があり、費用がかかる場合があります。
J-13敷地内に引込管なし
ツールでの選び方:「敷地内に給排水・ガスの引込管がない」が☑
本物件内には給水管(排水管・ガス管)が引き込まれていません。このため、本物件内に引き込む場合には、局納金、加入金、工事費用等が生じます。
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本物件には水道管(排水管・ガス管)が引き込まれていません。引き込むときは、加入金・局納金・工事費などがかかります。